【バージョン、シリーズ】

【バージョン、シリーズ】

バージョンの数字の表記は 7.0 まで[2]で、その後は Photoshop CS (Creative Suite) という新ブランドネームに改訂されている。バージョン 5.5 からは当初別パッケージで供給されていたウェブ用画像作成ソフトウェア ImageReady とセットで販売された(CS3 から機能の統合が行われ、セットでの販売はなくなっている)。その後バージョン 6 になって、インターフェースの変更が行われ、同時にこれまで、弱いとされていた画像プリントエンジンの強化が行われた。
1995年、Windows 95 の発売を機に一般の間にパソコンが爆発的に普及してからは、CGイラストやデジタル同人誌制作に必要不可欠なソフトと認識されるようになった。しかしながら、10万円前後という商業利用を想定した価格設定は一個人が趣味のために利用するにはあまりにも高価なものであったことから、主にバージョン 4 から 5.5 の世代において、金銭的に余裕の無い者を中心に CD-ROM などにソフトウェアをコピーし配布するなどの手段による不正使用が横行した。この影響もあり、バージョン 6 以降からは Adobe Online Manager を利用したシリアル番号情報の回収による不正使用状況の調査を開始し、その結果をもとに Windows 版では CS1(8) から、Mac OS X 版は CS2(9) から不正使用を防ぐ為のアクティベーションが具体的に導入されることとなった。
パーソナルユース向けに機能を限定した廉価版として、Photoshop Elements が発売され(過去には Photoshop LE、Photo Deluxe など)、各種のデジタルカメラやスキャナ、ペンタブレットなどに付属ソフトウェアとして同梱されていたり、パッケージとして販売されている。付属ソフトウェア版は商品版よりも実質的に安く入手できるかわりに、通常商品版よりも1世代前のバージョンのものが同梱されていることが多い。通常版との違いは、レイヤー機能の一部に制限があり、トーンカーブ・パス機能がなく、CMYK画像の編集ができない点などがある。画像管理面の機能も付加され、直感的な操作で作業が行えるなど、パーソナルユース向けの性格を強くしている。また、高機能なデジタルカメラの普及にともない、RAW現像に特化したソフトウェアとして、Photoshop Lightroom が Photoshop ファミリーとしてリリースされている。
オンラインサービスとしてFlashベースのAdobe Photoshop Expressがある。利用には無料のアカウント登録が必要で、用意された2GBのストレージに画像や動画をアップロードして編集・管理できる。また、Facebook、Flickr、Photobucket、Picasaなどの外部サービスと連携することもできる。
CS3(10) からは通常版 (Standard) に加え、映画制作やエンジニア、製造、建築、医療、科学分野を対象に3次元コンピュータグラフィックスや動画ファイルの編集機能が付加された Photoshop Extended も提供されている。また、これはImage Readyを統合した。
なお、Adobeの今までの形態の販売方法はCS6で終了し、Adobe Creative Cloudに移行する予定である。これまでのシリーズのサポートは継続される。

【Adobe Photoshop】

【Adobe Photoshop】

Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ)は、アドビシステムズが販売しているビットマップ画像編集ソフトウェアである。主に写真編集(フォトレタッチ)としての役割を担うソフトウェアとして、画像加工、イラストレーション、印刷業界などあらゆる画像分野で使用されており、この分野では代表的な存在である。主に写真などの加工に適しており、さまざまなフィルタやプラグインを追加することによって、機能を拡張することができる。また、Illustrator や InDesign といった同社の他のソフトとは、シームレスな連携がはかられている。
Photoshop の標準画像ファイルフォーマットはPSD形式であり、レイヤーやパス、印刷情報や著作権情報などを付加して保存できる。また多くの画像フォーマットに対応しており、ビットマップ画像だけでなくベクターイメージを扱うこともできる。

主に写真編集(フォトレタッチ)としての役割を担うソフトウェアとして、画像加工、イラストレーション、印刷業界などあらゆる画像分野で使用されており、この分野では代表的な存在である。主に写真などの加工に適しており、さまざまなフィルタやプラグインを追加することによって、機能を拡張することができる。また、Illustrator や InDesign といった同社の他のソフトとは、シームレスな連携がはかられている。
Photoshop の標準画像ファイルフォーマットはPSD形式であり、レイヤーやパス、印刷情報や著作権情報などを付加して保存できる。また多くの画像フォーマットに対応しており、ビットマップ画像だけでなくベクターイメージを扱うこともできる。

1987年、当時ミシガン大学の学生であったトーマス・ノールが Macintosh Plus 向けにグレースケールの画像を扱うソフトウェアを開発した。これに惹かれたインダストリアル・ライト&マジックの画像編集部門の社員であり、トーマスの弟でもあるジョン・ノールが開発に参加し、ImagePro として完成させた[1]。後にこれをアップルコンピュータとアドビの社員に見せ、1988年9月にアドビがライセンスと販売権の取得を決定し[1]、1990年に最初のバージョンである Photoshop 1.0 が発売された。
アドビ社の印刷業界でのノウハウを生かして、その方面の機能強化や、機材やソフトの連携を練り込まれた Photoshop は、それまで高価な機材が必要だった作業をパソコン上で安価に実現させ、デザイナー・出版業・印刷業などのプロフェッショナル業界に浸透していった。
バージョン 2.5 からは Microsoft Windows 版も登場し、パソコンの高性能化、低価格化にともないそのハードルは低くなり、プロフェッショナルユーザーだけでなく、アマチュアのイラストレーターや写真家、画像加工に興味ある一般ユーザーにも浸透し、画像加工・調整を行ううえでの事実上の標準ソフトとなっている。英語では動詞にもなっており、”写真を photoshop する” とは、(自分の顔写真を綺麗に見せるためなどで)デジタル写真を Photoshop で加工修正することをいうが、これはAdobe社のイメージダウンになるのでAdobe社は「photoshopという動詞やphotoshopedという用語は使用しないように」とガイドラインで呼びかけている。
2008年に発売された CS4(11) から、Windows 版のパッケージには32ビット版に加えて新たに64ビット版も投入され、これにより使用可能なメモリの量からくる制約が軽減されている。Macintosh 版では Mac OS X の Carbon API に関する制限から CS4(11) では64ビット対応が実現していなかったが、2010年に発売された CS5(12)では Cocoa に移行し64ビット対応がなされた。